Amazonプライムオリジナルドラマ「BOSCH / ボッシュ」シーズン1を観終わりました!
森で見つかった少年の白骨遺体…そして謎の連続殺人犯!事件の捜査を淡々と描く、本格刑事ドラマです。
「BOSCH / ボッシュ」はシーズン7までシリーズが続いた、Amazonプライム制作では一番のご長寿ドラマ。スピンオフ作品も作られています。
とにかく渋い・ハードボイルド・地味で無骨な雰囲気が漂っている!
海外ドラマ・特に犯罪捜査ドラマが大好きな私が、「BOSCH / ボッシュ」シーズン1を観た感想をまとめました。
「BOSCH / ボッシュ」シーズン1はAmazonプライムビデオで観られます!本格派刑事ドラマの世界を楽しみたい人はぜひどうぞ!
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BOSCH / ボッシュ・シーズン1あらすじ
マイクル・コナリー原作。LA市警殺人課の刑事ハリー・ボッシュ(タイタス・ウェリヴァー)は容疑者を射殺した事件で裁判にかけられていた。ある日、少年の白骨化した遺体が発見され、ボッシュは自らの過去と向き合うことに。新米警官ジュリア・ブレイシャー(アニー・ワーシング)との出会いがある一方、署内の駆け引きに巻き込まれながらもボッシュは正義を貫こうとする。
引用元:Amazonプライムビデオ
BOSCH / ボッシュシーズン1予告はこちら(英語)
白骨遺体と連続殺人事件の捜査を追う、本格刑事ドラマBOSCH
メインビジュアルからして渋い!俳優さんのお顔が全面に出ています。
主人公ハリー・ボッシュを演じるのはタイタス・ウェリバー。
ドラマ「LOST」で「黒衣の男」を演じた方です。ドラマの脇役で見かける渋いお顔!悪役も多し。ボッシュ役にハマっていますね。
有名俳優・華やかな俳優ではなく、無骨なおじさんを主役に据える時点で、「BOSCH / ボッシュ」は軽いノリの刑事ものではないことがわかります。
原作はアメリカの作家マイクル・コナリーによる、ミステリー「ハリー・ボッシュ・シリーズ」。
天才科学捜査官が魔法のように事件解決…とか、なんだかすんごいコンピューターやテクノロジーが登場して…ではなく
リアルに警察の日常が描かれ、コツコツ聞き込み、調べて、また聞き込み。主人公は孤独で無骨なおじさん刑事、ハリー・ボッシュ。
周りの警官たちも主におじさんおばさんで構成されて、何とも地に足がついております。
舞台は、アメリカ・ロサンゼルス。映画の都ハリウッド。大都会の華やかさの裏で起こる、陰惨な事件。一話完結ではなく、シーズン1では10話連続で事件の捜査が描かれます。
罪がない子どもが殺されたり、虐待されたり、サイコパスな連続殺人犯が登場したり、悲惨で暗くて気分悪くなる要素がたっぷりあるので、そういうの苦手な人は要注意。
軽くてノリノリな明るいドラマじゃなくて、リアルな人間ドラマとミステリーをじっくり味わえる、大人のドラマを観たい人におすすめです。
ネタバレ感想:BOSCH / ボッシュシーズン1はつまらない?面白い?気になったツッコミどころ
ここから先ネタバレが含まれます!
シーズン1、10話いっき見しちゃうくらい引き込まれた!
…のですが、気になったところ、あれ?ここどうなってんの?ツッコミを入れたいところもあったので書いていきます…
なぜかムダにすごい家に住んでいるハードボイルド刑事
孤独で無骨なおじさん刑事、ハリー・ボッシュは…
ロサンゼルスの街を見下ろす、眺めのいい、豪華な家に一人暮らし。
なんという違和感。映画の原作協力をしたことででに入れた家らしいのです。
こんな家に住んでいることが、何かストーリーに関連してくると思ったのですが、特になかった。意図はなく、ただ単に豪邸に住んでいる、ハードボイルド刑事。
ジャズが好きらしいです。
大都会を見下ろす豪邸、一人暮らし、ジャズ、お酒……渋い!私にはよくわからないけど
男性が憧れる男の夢とロマンってこういう感じ?っていうのを演出しているのかなあ。
と思ったら、心が一歩後ずさりしましたwww
別れた元妻と娘が優しい…という男の夢
ハリー・ボッシュ無骨な腕利き刑事、一匹狼で生きております。
別れた元妻と娘がいます。刑事ドラマでよくある感じです。
ちなみに、別れた元妻が、ボッシュに対して優しい。
再婚相手がいるし、娘のことでなんやかんや、文句を行ってくるけど、基本的には暖かい気持ちが根底にあって、なんと、捜査にも協力してくれる。元妻はプロファイラーです。
離れて暮らすお父さんに、娘もすごく優しい。お父さん大好きっ子。
(娘役は、ウォーキングデッドシリーズ序盤に出てきた子役のマディソン・リンツ!)
離婚したけど、元妻にも娘にも、ちっとも恨まれてないハリー・ボッシュ。いろいろあって一人だけど、愛で繋がっている。
なんていうか…
都合のいい夢を見ていればいいさ
という冷たい言葉が脳裏によぎってしまった
いろいろあって、どうにもならなかったから離婚するのであって。たまーーにそういう仲のいい元夫婦もいるけれども。
「シロップの上にパンケーキを乗せるのが俺流さ」というボッシュ流朝食を、娘がその後さりげなく真似しているシーンがあるのですが
いや!ちっともさりげなくないwww
これみよがしで笑ってしまったw
あと気になったのは、序盤、ボッシュが裁判でいじめられる過程で報道された過去の話「母親が売春婦だった」事実について
14歳の娘が、そのことを新聞報道で初めて知ったという設定ですが、娘、ちっとも動揺していないんですよね。大人な態度すぎて…なんか…へ、へえ…(現実味がなさすぎるのでは?)
「警察の捜査の地道でリアル感」と現実味のなさのギャップが気になる。
新人女性警官と突然ベッドイン…という男の夢
新人女性警官と突然いい感じになり、おつきあいするのですが、なんていうか、この二人、お互いのどこが良くて付き合ってるのか全く見えません。
(ベッドシーンも、特に必要を感じない…!ただ、海外ドラマの一話目では視聴者を繋ぐためなのか、あんまり意味のない濡れ場、ってよくありますね)
女性警官の性格描写が適当すぎる。正義感があるのかないのか、理想を語ったり、いきなりキレてみたり、保身に走ったり、大人な態度で割り切ってみたり、
どんな人間なんだ?この人。ちゃんと人間らしい人間を見たい…
イヤな奴がただイヤな奴なだけでは
ボッシュ刑事をいじめるイヤな女性弁護士、ボッシュ刑事に対するいやがらせが止まらない、イヤな警察内部の人が出てきます。
が、これといって物語を左右することはなく。ただ単にイヤな奴!!として配置されているだけでした。この後のシリーズでこの人たち活躍するのかも?期待。
サイコパスな犯人の設定にちょっと無理がないか
ドラマに出てくるサイコパスなシリアルキラーが大好きなので、大期待!
ハリー・ボッシュ刑事が追うサイコキラー「レナード・ウェイツ」演じるのは、これまたドラマの脇役でちょいちょい見かける俳優さんジェイソン・ゲドリック。
この犯人、仕事用のバンを乗り回して、男性を狙って殺人を繰り返す恐ろしい奴なんですが。
1994年以前の記録が全くない人物。犯人が作った偽名で、偽の人生。
元の本名の人生は、1993年以降の記録が全くないの。
へえ、そんなことできるんだ(ドラマなのでここまでは、そういうものとして受け入れておく)
で、このサイコキラー、実家で育てのお母さんと一緒に住んでいるのよね。要介護のお母さんを世話しているのよね。
1994年以降は、本名が一度も公的記録に登場してない。お母さんと一緒に暮らしていて、そんなこと、可能なのか?
犯行は、実家の地下で行っております。
実家に住んで、偽名を使って社会生活。偽名で仕事にも行っているのよね。
捕まって拘置所にいたけどお母さんは「息子は旅行に行って帰ってきた」と思っているのです。
な、なんか苦しい…無理がないか?
いろいろ綱渡りすぎないか?
サイコパスって、そんなになんでもかんでもできるのか?
気になってしまいました。
あと、犯人がボッシュ刑事をあおる目的で、何度もボッシュ携帯に電話をかけてきます。
何度も何度も何度も、電話がかかってきます。
電話がかかってくるのはわかっているのに、他の警官と一緒に「なんらかの方法で、そこから犯人の居場所を辿ろう」みたいにしている様子が見られない。
犯人捕まえる気、あるのか。ないのか。
ツッコミどころはあったけど、面白くてイッキ観してしまった「BOSCH / ボッシュ」
そんなわけで、いろいろ気になってしまう部分があった「BOSCH / ボッシュ」シーズン1
たくさんツッコミましたが!
「真犯人は誰?」ミスリードや謎解き、あっちこっちへ転がる展開、観たら止まらなくてイッキ見しちゃった…面白いのは面白いのでした!
シーズン7まで続いているってことは、この後さらに面白くなるのではと期待しています。
「BOSCH / ボッシュ」シーズン1はAmazonプライムビデオで観られます!本格派刑事ドラマの世界を楽しみたい人はぜひどうぞ。
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