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海外ドラマ「ザ・ブリンク/史上最低の作戦」の感想です。
Amazonプライムビデオで発見した本作。ジャック・ブラックとティム・ロビンスが主演の面白コメディ!
見はじめたらテンポがよくて、シーズン1全話イッキ見しました。感想やキャスト、おすすめポイントをまとめます♪
「ザ・ブリンク/史上最低の作戦」全10話はAmazonプライム
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ザ・ブリンク/史上最低の作戦:概要とあらすじ
ザ・ブリンク/史上最低の作戦/The BRINK
2015年・アメリカ(年齢制限:R15+)
プロデューサー:デイブ・ホルスタイン/ロベルト・ベナビブ/ジェイ・ローチ/ジェリー・ワイントローブ/ジャック・ブラック/ティム・ロビンス
あらすじ
パキスタンで起こったクーデターが世界を巻き込む騒動に発展!緊張に包まれたホワイトハウス、混乱するアメリカ大使館、空母から出撃を命じられた米軍戦闘機。それぞれの場所で3人のしょうもない男たちが、世界の命運を賭けて戦う。第三次世界大戦は防ぐことができるのか?
予告編はこちら↓↓
下品でドタバタ、政治風刺ブラックコメディ
パキスタンのイスラマバードでクーデターが勃発し、イスラエルやインドを巻き込んで世界大戦に発展しそうな状況に…
緊急時、ホワイトハウスで大統領と大臣が集まって世界のために賢く作戦を立ててるかと思いきや、意外と適当、私怨や空気で方針が決まっちゃったり…おいおいおい!!^^ そんな社会派ブラックコメディ。バカバカしく笑わせつつ、話の筋はどんどんマジメに世界大戦へ向かって突き進みます。
- 女好きでゲスい米国国務長官(ティム・ロビンス)
- テキトーすぎてクビ寸前の在パキスタンアメリカ大使館職員(ジャック・ブラック)
- 浮気相手が妊娠して人生崖っぷちの海軍パイロット(パブロ・シュレイバー)
どうしようもない男3人が、次から次へたたみかける危機的状況に対してそれぞれの手腕を発揮。
敵を抱き込む政治家のウソなど、政治的駆け引きも面白く、先が読めなくて目が離せない、1話約30分です。
テンポがよくて笑えて最高なんですが、下ネタ、お下劣表現多数なので、お好きな方はぜひどうぞ♡
エンドロールで、
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
ジョン・レノン & The Plastic Ono Band
ジミ・ヘンドリックス
ローリング・ストーンズ
ボブ・ディラン
などなど、60〜70年代のクラシック・ロックがかかって毎回かっこよさげに終わるのもツボ!
ザ・ブリンク/史上最低の作戦のキャストがすでに面白い
ウォルター・ラーソン/ティム・ロビンス(女好きの米国国務長官)
Tim Robbins adora surpreender, principalmente chefes de Estado. THE BRINK, hoje, às 23h30, na #HBOBR. pic.twitter.com/YL9eYf5Gmk
— HBO Brasil (@HBO_Brasil) July 20, 2015
キレイな女性なら誰でも口説く、ゲスでマメなおじさん。米国国務長官として、手段を選ばない強引な外交術で各国と交渉。世界平和のためには仮病も使う、血尿も出す。
ドラマ序盤では、ティム・ロビンスの生まれ持った童顔&上品な雰囲気、身長高くてスタイルがいいし、ゲスバカ下品なキャラクターと合わないなー、もっと脂ぎったおじさんの方がいいのでは…って気がしましたが、観ているうちに、これはこれでいいと思えてきました^^
アレックス・タルボット/ジャック・ブラック(アメリカ大使館役人)
La tercera guerra mundial es cosa de risa http://t.co/EQxhiNlQzn Jack Black y Tim Robbins protagonizan ‘The Brink’ pic.twitter.com/rm9nKq7qUp
— El País Televisión (@elpais_tele) July 4, 2015
在パキスタンアメリカ大使館職員で、副業としてハッパの売買などもする、口先だけのテキトー男。
ジャック・ブラックは何を演じてもジャック・ブラックで、それでいい!
「口先だけで世の中渡ってきた、軽薄・尊大・傲慢だけど憎めない」いかにもジャック・ブラックらしいキャラクターで、大活躍^
ジーク/パブロ・シュレイバー(人生崖っぷちの凄腕パイロット)
The Brink: Episode #4 Clip #1 (HBO) | Visit -> https://t.co/xRsFGPHYEa pic.twitter.com/bxgBTjelEA
— SHOWBIZ@born2doubleup (@b2duSHOWBIZ) January 24, 2019
「オレンジ・イズ・ニューブラック」の悪役
ミスターエロヒゲ!!!が、パイロット役で。
爽やかに見えますが、薬局づとめの妻に薬品を横流しさせて、自分の職場(航空母艦)で売りさばいて小遣い稼ぎをしたり、浮気相手が妊娠してうろたえたりという、トコトン情けなくてしょうもない男の役です^^
天然バカな相棒と一緒に戦闘機に載って、むちゃくちゃなトラブルに見舞われまくり、笑わせてくれます!
ザマーン将軍/イクバル・セバ(パキスタンの独裁者)
「Glee」のいつもかわいそうな
フィギンズ校長じゃん!!!
狂気に取りつかれた独裁者の役なのに、顔を観ただけでお腹がよじれてしまう!!やめてーwww という感じで、全くコメディ的じゃない役なのに、出てくるだけで最高でした。
ザ・ブリンク/史上最低の作戦・その他キャスト
大使館の運転手ラフィーク/演:アーシフ・マンドヴィ
ラフィークのおじさんで精神科医/演:エリック・アヴァリ
国務長官の秘書ケンドラ/演:マリベス・モンロー
タカ派の国防長官/演:ジェフ・ピアソン
アメリカ大使/演:ジョン・ラロケット
アメリカ大統領/演:イーサイ・モラレス
ショーシャンクだけじゃない!社会派映画製作者でもあるティム・ロビンス
主演のティム・ロビンス、「ザ・ブリンク/史上最低の作戦」にプロデューサーや監督としても加わっていまして。
ティム・ロビンス=「ショーシャンクの空に」で有名な俳優さん、というイメージですが、映画監督やプロデューサーもしています。彼はハリウッドの超リベラル派なので、監督作も思想や政治的主張が強いのばっかり。
ティム・ロビンス監督の社会派作品
ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄
極右思想の人気歌手ボブ・ロバーツが、アメリカ上院議員選挙に立候補…手段を選ばない選挙戦の行方は?というシニカルでブラックな政治コメディ。変なメガネをかけたアラン・リックマンが出ていたりします。
デッドマン・ウォーキング
死刑囚と修道女の関わりを通して、人の生死、死刑制度について問いかける。赦しとは、罰とは、生きるとは、死ぬとは、を観ている人間にとことん突きつける重苦しい映画だけど、すばらしいのでオススメです。スーザン・サランドンが本作でアカデミー賞を受賞。
クレイドル・ウィル・ロック
1930年代大恐慌の時代、俳優労働組合が政治と戦うお話。ジョン&ジョーン・キューザック、ヴァネッサ・レッドグレイブ、ビル・マーレイ、ジョン・タトゥーロ、エミリー・ワトソンなど超豪華キャストが出演。
ティム・ロビンス&ジャック・ブラックの師弟コンビは最高!
ジャック・ブラックはティム・ロビンスが主宰する劇団「アクターズ・ギャング」の出身ということもあり、二人は仲良し!
ティム・ロビンス監督作、全作にジャック・ブラックが登場しています。
↓「ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄」アブない目をした青年役のジャックブラック。コイツあ、あ、アブねー!!笑
ジャック・ブラック出演作でも、ちょくちょくティム・ロビンスを見かけます。仲良しだなあ。
↓「ハイ・フィデリティ」で変なおじさんを演じるティムロビンス。ピアスいっぱいでロン毛です。
i think about tim robbins as ian in high fidelity A LOT pic.twitter.com/LmkuAG5oNe
— Bim Adewunmi (@bimadew) January 9, 2019
映画「ハイ・フィデリティ」はこじらせ音楽男子にオススメの音楽ラブコメディです。
↓「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」で変なおじさんを演じるティムロビンス。きたない!!♡
きたない!!!(笑)
感想まとめ:海外ドラマ「ザ・ブリンク/史上最低の作戦」
登場するのは、おバカでどうしようもない人ばっかり、なのに世界の危機が進行し、事態は深刻になっていきます。
下品!幼稚!オゲレツ!バカバカしさに笑う一方で、
・アメリカも他の国も傲慢で自分の利益しか考えていない
・世界崩壊の危機を招いて何もできない、無能な人間に私たちは全てを託しているのかもしれない
・過ちはなんども繰り返されそう!
こんなマジメなテーマも描かれているという、さすがティム・ロビンス!な、下品だけど知的な社会派コメディでした。
残念ながらシーズン2は制作中止になり、シーズン1のみで完結。戦闘機のアクションシーンも迫力があって、なかなか手間もお金もかかっているドラマで、オススメ!!
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