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リアリティ番組「クィア・アイ」がNetflixで放送中!
5人のゲイが、イケてない男性をのファッションやライフスタイルを
プロフェッショナルに改造する…
笑って泣けるすてきな番組で、イッキ見しました^^
泣いて笑って感動のリアリティ番組「クィア・アイ」シーズン1と、5人組「ファブ5」を紹介。感想をまとめました♪
クィア・アイ/ゲイたちが、だっさいオッサンをまるごと変身させる番組
「Queer Eye for the Straight Guy」(2003年-2007年アメリカで放送)という、エミー賞を受賞した大人気リアリティー番組をリメイク(リブート?っていうの?)したのが、
Netflixで新しく制作され、現在放送中の【クィア・アイ】。
各分野のプロフェッショナルである5人のナイスガイなゲイたちが、見た目も内面もイケてないダサ男をまるごと改造して、イケてるハッピーな男にしちゃうぞ!という元番組の流れをそのままに
5人のゲイ【FAB5/ファブ・ファイブ】メンバーを新しくしたのが、今回のリメイク版とのことです。
クィア・アイシーズン1予告編はこちら^^
クィア・アイ シーズン1、1話から8話まではこんな内容
番組のながれはこんな感じ。
「推薦人」からの依頼で、5人組、「新・ファブ5」が改造されるターゲット(当事者)の元へ。
本人の外見、持っている洋服、髪型、住まいや持ち物、ライフスタイル、交友関係、マインド…すべてにおいての課題、問題点をを興味津々でチェックしながら改善策をさぐる、ファブ5のメンバー。
5日間かけて少しずつ、ターゲットの内面と外見を変化させていって、その放送回の最後に「元妻をデートに誘いたい」「パーティーを開いて10年ぶりに家に人を呼びたい」など「ダサ男が、変身したらかなえたい願い」をかたちにすることを目指します。
改造が終わるとファブ5は拠点に帰って、
みんなでその後のダサ男の奮闘をモニターでチェック。
変身して自信を持った元ダサ男が、
自分で服を選び、身だしなみを整えて、
料理を作り…
そして自宅に大切な人を招いたり、
新しいチャレンジをする姿を見守ります。
シーズン1を1話から8話まで一挙に公開しているので、思わずイッキ見!!
1話から8話まで各回で改造される男性たちがまた、ひとり一人個性的。
第1話 狭いアパートに住んでいるふとったおじさん
第2話 小汚い引きこもりのアプリ開発者
第3話 ふとった警官、トランプ支持者
第4話 カムアウト前のゲイ青年、メガネ
第5話 敬虔なキリスト教信者、子だくさん
第6話 おばーちゃんが住んでた70’sっぽい家に居着いてる若者
第7話 実家暮らしの売れないスタンダップコメディアン
第8話 ふとった消防士と消防署のなかまたち
濃いよ、もう!!!
FAB5メンバーは、ファッション、料理、インテリア、美容、ライフスタイルのプロフェッショナル!
濃すぎる男たちの亭主改造を、愛と笑いと涙でキャハハとやり遂げる、ファブ5のメンバーはこの5人。
- Jonathan Van Ness(ジョナサン・ヴァン・ネス)ヘアスタイリスト、美容家
- Tan France(タン・フランス)ファッションデザイナー
- Bobby Berk(ボビー・バーク)インテリアデザイナー
- Karamo Brown(カラモ・ブラウン)テレビ司会者
- Antoni Porowski(アントニ・ポロウスキ)シェフ
それぞれにプロフェッショナルな役割を持っている、ナイスでファビュラスな5人を紹介しますね。
ジョナサン・ヴァン・ネス/美容とヘアスタイル、かわいさ担当
Jonathan Van Ness(ジョナサン・ヴァン・ネス)はヘアスタイルと美容担当。亭主改造と言えば、まずは髪とヒゲをととのえるところからよね。
紫外線や乾燥を防ぐオーガニックな肌ケアなんかも、お伝えするわよ。明るいムードメーカー!ツヤツヤのロングヘアが女子力高い!めっちゃかわいい、おちゃめなイケメン!
タン・フランス/ファッション担当、おしゃれな紳士
亭主改造と言えば、おしゃれが欠かせないわ!Tan France(タン・フランス)はパキスタン系イギリス人のファッションデザイナー(それって何だかミステリアス!)。
ファッションを変身させてその人の殻を破るけど、あくまで無理のない提案をするし、スタイルが良くなる着こなし、その人にあった色の選び方…そういう暮らしのなかで活かせる細かいアドバイスもしてくれるのー。かっこよくて紳士なイケメン!
ボビー・バーク/インテリア担当、DIYもまかせろ!
Bobby Berk(ボビー・バーク)は受賞歴もある有名インテリアデザイナー。ダサ男たちは自分の見た目をかまわないくらいだから、だいたい部屋も汚部屋…。インテリア適当…。ボビーが大胆に、お部屋のイメチェンをします!
もともとのその人らしさは大切にしつつ、変身後のライフスタイルにぴったりの、心地よい空間&おしゃれでおったまげなインテリアに仕上げてくれるのよっ。
カラモ・ブラウン/カルチャー担当、アツくて優しい兄貴
Karamo Brown(カラモ・ブラウン)はイケてないダサ男のマインドとライフスタイルに劇的変化をもたらす、プロフェッショナル。コンプレックスや、密かに抱えている課題に切り込んで、そっと寄り添って導いてくれるのよ!
ボクシングジムに連れて行ってくれたり、WEBサイトも作ってくれたりするよ!!^^ アツくて優しいイケメン!
アントニ・ポロウスキ/グルメなお料理&ワイン担当
Antoni Porowski(アントニ・ポロウスキ)ズボラ男でもサササと作ってドヤ顔できちゃう、かんたんでオシャレな料理や飲み物の作り方をを教えてくれる!ヘルシーな食事についてもアドバイスしてくれるのだ。
ダサ男たちが住んでいる地域柄なのか、テクス・メクス料理をよくおすすめしてる。^^ ワカモレが食べたくなります!!
甘いマスクのアントニ。シェフだけど、俳優さんとしても活躍しているそうです。
FAB5(ファブファイブ)おちゃめで、頼れる、優しい男たち
FAB5(ファブファイブ)は、名の通りファビュラスな5人組。
基本的に全員頼れるイケメンで、おしゃれで、そして、とにかく優しいの〜〜!
ファブ5に改造されていくダサ男たちは、内面に「どうせ俺なんて…」という気持ちを抱えていたり、人に心を開くことを怖がっていたり、家族に対して葛藤があったり、いろいろいろいろあるんですが。
ファブ5は、ファッション、美容、料理、住まい、ライフスタイルの劇的変化を起こしながら、その人の心の問題も改善しちゃうカウンセラーとしても活躍します。
初対面でいきなり「やだー!汚部屋ー!!」「なにこの服ー!!こんなの着る人いるの?!」ってにぎやかにダメだしするし、ときにはガサッとモノを断捨離してくれるのですが笑
「ヒゲは残したい?じゃあ少しだけ整えて、こんな風にするとすてきだよ!」
「1日5分だけ、自分を大切にする時間を作ってね」
「亡くなったお父さんの思い出をここに残そう」
「ソファーに座って大切な人との時間を過ごして欲しい」
改造は話をじっくり聞いたうえで、その人の意志を尊重してのサポート。家族の歴史を大切にして、その人らしさを活かしながら、手を加えていきます。そして悩みや葛藤に心から寄り添って、応援してくれるの。ホロリ。
ファブ5の活躍で、見た目もライフスタイルも変化するけど…
心を閉ざしていたダサ男が勇気づけられ、
心を開いて、最後には自分に自信を持つこと!
ここがこの番組のいちばんのキモでした!ホロリ。
ネタバレ有/クィア・アイ シーズン1感想
泣ける!アツい!心が温まって元気が出る!クィアアイ シーズン1をイッキ見した感想です♪
偏見や葛藤を超えて…友情が芽生える過程がアツい!!
亭主改造、劇的ビフォーアフター!にも感動するんだけど、
この番組でもうひとつ描かれるテーマは「差別や偏見を超えて分かり合うこと」。
だってね、南部の白人警官や、めちゃ敬虔なキリスト教信者、消防士のお住まいにゲイ5人が押しかけるわけですよ。
シーズン1のエピソード3冒頭では、依頼人のもとへ向かうファブ5のクルマが、道ばたで警察官に呼び止められます。実はその警察官こそが推薦人で、パトカーに止められたのは仕掛けられたドッキリだったんだけど…
クルマを運転してたカラモ・ブラウンは「自分が黒人だから車を止められたのか!?」と焦りました。
アメリカでは白人警官による黒人への暴行事件や射殺事件が相次いでいるからです。
推薦人も、改造する相手も白人の警察官。カラモは心中おだやかにはなれず。
改造の数日間を一緒に過ごした白人警官のおじさんとカラモは、二人でドライブ中に腹を割って語り合います。黒人は全員犯罪者じゃないし、警官もみんなが無差別に暴力をふるう人間じゃない…こうやって話し合えば、友達になれるのに。お互い逆の立場で感じていた葛藤を分かちあうのでした。
エピソード5での、ボビーと、キリスト教徒の子だくさん父さんとの会話も印象的。
実はボビーも敬虔なキリスト教信者の家庭に育ち、聖歌隊に入ったり、子どもの頃からキリスト教が生き甲斐だったそうです。
ボビーが自分の子ども時代の葛藤を語る言葉に、めっちゃ胸が詰まる。
教会では、同性愛者はみんな悪人だ、小児性愛者だと教えられた。だから礼拝では毎週泣きながら「ゲイになりませんように」って祈っていたよ。
正直言うと、ここに来るのは恐かった。テキサスやミズーリで育ったから、恐ろしい憎悪や無知を見て来たんだ。子どもの頃、親友はいなかった。ぼくはある意味のけもので、みんなと違った。それから自分でゲイだと気づいたんだ。(クィア・アイ シーズン1:エピソード5より)
エピソード終盤では、子だくさん父さんが涙しながらこんな風に語っていました。
ぼくが育った環境では同性愛は許されなかった。まだ受け入れない人もたくさんいる。でも僕たち家族は君たちを愛していることを知って欲しい。君たちから多くを教わった。君たちは、生まれも世界観も経歴も違う人間を愛せることを教えてくれた。みな同じなんだ。子どもたちもそれを学んでくれたはず。(クィア・アイ シーズン1:エピソード5より)
ファブ5、みんな泣く。わたしも泣く。
ここで語られたのは、同性愛者への偏見ですが、実際にはもっと多くの課題が存在していることにも気がつきます。
偏見は、番組に登場する男性たちも持っているし、ファブ5も持っているし、見ているわたしの中にもあることに気づきました。
ゲイへの偏見、黒人への偏見、白人警官への偏見、トランプ支持者への偏見、キリスト教原理主義者への偏見。
日本で暮らしていると正直、トランプ支持者がどんな人か?なんてリアルに思いを馳せること、ありませんもの。「こんな感じかな」ってイメージを勝手にステレオタイプに作っていました。
差別や偏見は、
親や、学校や、教会や、社会や、メディアから
そう教えられて、植えつけられたもの。
知らないから、想像もしないから、教えられたことを信じて疑わないだけ。
って思うんです。
でも、こうして知って、人間そのものに触れることで、自分の偏った見方に気づくことができる。きっと話せば友達にだってなれる。現実はそんなかんたんに解決できる問題ばかりじゃないけど、憎悪や差別する心は、偏った想像から生まれる幻想なんだよね。
クィア・アイはNetflixで全世界配信中。
番組を見て気づきを得て、大人の心が変化すれば、「人とは違う」って悩んでいる子どもたちも、絶対に生きやすくなると思うんです。
お互いが違っても受け入れることはできる。
一緒に歩んで行くことはできる。
そんなことを教えてくれました。
いい番組だわ!!
2019年3月、シーズン3放送開始!
泣いて笑って深く考えて、イメチェンが楽しめる!
おしゃれなインテリアやファッションも楽しめる!
ファブ5と出演者のリアルなドラマに元気をもらえる!
いよいよシーズン2・3も配信が始まって、おもわずイッキ見しちゃうNetflix 「クィア・アイ」おすすめです。