(c) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation.
話題の大ヒット作!映画グレイテスト・ショーマンを観ました。
アメリカや日本をはじめ、世界中で大ヒットしている一方で、批評家からの評価がヤバいほど低いらしい、本作グレイテスト・ショーマン。
なぜ低評価なの?でも、大人気なの?
【私の結論】どちらの評価も理由がわかる気がした^^
グレイテスト・ショーマン、面白い?つまらない?大ヒットしながらも、批評家から酷評される理由、口コミをまとめました。
グレイテスト・ショーマンをもう一度観たい方へ♡映画グレイテスト・ショーマンは、動画配信サービスHuluで配信中です。映画・ドラマが定額見放題でおすすめ!
\人気のドラマ・映画が月1,026円で見放題/
本ページの情報は2024年11月時点のものです。 最新の配信状況はHuluにてご確認ください。
グレイテスト・ショーマンの予告編とあらすじ
グレイテスト・ショーマン予告はこちら↓
グレイテスト・ショーマンあらすじ:
貧しい仕立て屋の息子に生まれたP・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)さんが、愛する家族のため、そして自分の夢とあこがれをかなえるためにのし上がって行く、成り上がりストーリー!!変わり者のサーカス団員を集めた見せ物的興行で成功するも、非難されたり、バカにされたりしながら、仲間を得て困難を乗り越える。
グレイテスト・ショーマン登場人物とキャスト・吹替
映画グレイテスト・ショーマンの登場人物(キャラクター)と出演俳優さんをまとめました。
P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン/吹替:山路和弘)
主人公、P・T・バーナムはアメリカのエンターテインメントの基礎を築いた、実在の人物。演じるのは「X−MEN」シリーズ、ウルヴァリンでおなじみのヒュー・ジャックマン。
映画「レミゼラブル」でも歌っていましたが、ミュージカル公演「BOY FROM OZ」の主演など、歌うし踊る人。
ピアノも弾ける。ラクダにも乗る!↓
チャリティ・バーナム(ミシェル・ウィリアムズ/吹替:中村千絵)
バーナムさんの奥さん。良家のお嬢様なんだけど、幼なじみで貧しい出自のバーナムさんに嫁し、夫を支えふたりの娘を育てる愛の人。
演じるのは「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「マリリン 7日間の恋」「ブロークバック・マウンテン」のミシェル・ウィリアムズですが、
わたし一目見て…「おお〜〜キャリー・マリガンかあ!」って思った!!違った。
(出典:huffpost.com)
※キャリーマリガンはイギリスの人だから、アメリカ人役で出ないよね。
※左ミシェル/右キャリー 似!!
ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン/吹替:北西純子)
スウェーデンの歌姫。キレイ^^
アニー・ウィーラー(ゼンデイヤ/吹替:真壁かずみ)
空中ブランコの女の子。演じるのはディズニーチャンネル「シェキラ!」「ティーン・スパイ K.C.」で人気になったゼンデイヤちゃん。
フィリップ・カーライル(ザック・エフロン/吹替:木村昴)
上流階級出身の若手劇作家。境遇と階級の違いを超えて、空中ブランコのアニーに恋します。
ていうか!!
ザック・エフロン君だよ!?
「ハイスクール・ミュージカル3」以来、10年ぶりにザック・エフロン君が、ミュージカル映画に復帰よおおおおお!
(出典:Pinterest)
左:あのころ 右:現在
あのころは100年に一度の超カワイイ系、ティーン・ポップ・アイドルだったザック……いまや、四角いゴリマッチョ系…セクシー俳優に。
えーん。しかしまだまだ若い。かっちょいい。わかってる。ずっとティーンのまま映画に出られないものね。
グレイテスト・ショーマン、大ヒットの理由は?
ミュージカル映画として大ヒットしているグレイテスト・ショーマン。
やっぱりここがすごかったー!と感じたいちばんのポイントは、歌と映像美です。
「This is me」ほか現代的でドラマティック、胸を打つ楽曲
ミュージカルシーンで歌われるのは、時代設定を反映したレトロな曲調とかではなく、現代的なポップス曲。
映画「ラ・ラ・ランド」の作詞作曲コンビ、ベンジ・パセクとジャスティン・ポールによる、映画オリジナル曲です。
ドラマチックなメロディ!パワフル!美しい!
全世界で絶賛の「This is me」もすてきだけど、ほかもイイ曲。
アン&フィリップ君が歌う「Rewhite The Stars」がめっちゃロマンチックだわっ!!ザックの歌声が進化している!!オトナの美声だわ!ツヤが増してるわ!!エンドレスで聴きたい。
ド派手!きらびやか!迫力たっぷりの映像美
サーカス団のきらびやかな衣装、貧しい野良着みたいなのも、上流階級のみなさんのドレスも、じっくり眺めたい美しさです。セットや小道具も、メイキング映像がでたら細かいところを見てみたいなー。
ダンスシーンはアクロバティックで、迫力満点。
【ネタバレ有】面白い?つまらない?批評家から酷評される理由
グレイテスト・ショーマンへのいろいろな評価、観客に絶賛される一方で、批評家からは低評価な理由を探ってみました。
グレイテスト・ショーマン、海外の批評家からの評価は?
アメリカの老舗映画批評サイト、RottenTomatoesでの評価(点数)は55%とビミョーな数字です。
批評家からのコメントでは「ぜんぜん感動できない」「人物像がわからないので、感情移入できない」「商業的すぎる」といった辛口評価も。。。
日本のYahoo!映画では4.3(5点満点)と、おおむね好意的。レビューは「映像と音楽が良かった!」「何度見ても飽きない!」「深く考えずに楽しめる!」という声がありました。
観客からは大人気な一方で、批評家からはこき下ろされている「グレイテスト・ショーマン」。酷評されている理由は…なんでしょう??
個人的に感じた「グレイテスト・ショーマン」のここがダメポイントも含めて書きます。
酷評・低評価の理由:史実を歪曲・美化していて偽善的?
実在した興行師であり実業家のP.T.バーナムという人物の半生を描いた本作。
映画では、虐げられたマイノリティに生きる糧、活躍の場を与えたイイ人として描かれているけれど、実在したバーナムは、フリークスを見せ物にして人権侵害しつつ利益を得た…と言われてもおかしくないそうで。
映画での描写が史実と離れすぎ、偽善的では?とのこと。
個人的には、実話を基にしてるけどかけ離れてる!そういう映画ってよくあるし、もう、これは映画の外連味ってことで、いいのかもしれないよ?なんて、何もわかっていない日本人の立場ではかんたんに考えちゃうけど、そう感情的に割り切れないアメリカの人もいるに違いない。
酷評・低評価の理由:盛り上がりに欠ける、ストーリー展開
ストーリーは…率直に、もうちょっと…なんとかできなかったの、と言いたくなる展開です。
どのような展開かというとですね。
序盤数分、良家のお嬢さんに恋する、貧しい貧しい主人公の少年。いつか…立派な大人になって、彼女を迎えにいくんだ…!と夢見る。
↓
一曲歌ってる間に大人になって、あっというまにあれこれ乗り越えて、結婚しちゃって家庭を築いている、ふたり。よかったね!!
かわいい子どもにめぐまれたけど
爪に灯をともすような、貧しいくらし…
そんな矢先、バーナムさんの勤め先の会社が倒産してしまう!
一家が路頭に迷う、ピンチ!
↓
うまいことやって、あっというまにお金を借りられてピンチ脱出!これを元手に、あたらしいビジネスはじめるぜ!よかったね!!
借金してはじめた蝋人形館に、お客さんが全然こない…
どうしよう…もうダメかしら!?
↓
そーだ、異形のフリークスたちを集めて、見せ物興行すればいいじゃない!「変わった人募集」の張り紙をペロッと貼っただけで、一曲歌ってる間にちょうどいい塩梅の人材が集まり、新しいショーにお客さんがワンサカ来たぜ!大もうけ!
ヨメに夢の豪邸もプレゼントできたぜ!!よかったね!!
この繰り返しで、ピンチに陥ってはすぐに助かり、何か事件が起きても、あッッというまに解決しちゃうのよ。
最後までそんな感じでして。
ハラハラする間がないので、感情移入のしようが無い。大きく落ちて大きく上がることがなく、メリハリがないので、カタルシスっつーもんがありません。
くれ!カタルシスをくれええええ。
あのね、ミュージカル作品だし、すばらしい深みのある脚本じゃなくたっていいんですよ!並でいいのよ!!アナ雪ぐらいな感じでいいんだよー!
ごく普通のカタルシスをくれええええ!!
酷評・低評価の理由:キャラクター設定は濃いのに、キャラ掘り下げがいまひとつ
序盤からしばらくは主人公のバーナムさんの視点で、彼の成功が描かれるのですけど、途中から…若手フィリップ君とアンの恋愛が描かれ、虐げられたサーカス団員たちが「This is me」を歌い踊り出したりし…
主人公の物語が深く描かれていれば、まだいいのですが、それがないのに、さらに周りでチョコチョコと展開するので、誰が主軸のストーリーなのか、分からなくなります。
作品全体を通して、伝えたいメッセージがなんなのかもいまいちよくわかりません。
「夢をあきらめずに成功しろ!」なのか?
「自分らしさを誇って生きていけ!」なのか
「家族を大切に♡」なのか…
そして、せっかく濃いキャラクター設定なのに、あっさりと描かれすぎていて、もったいないな!と思う箇所がけっこうありました。
特に個性あふれるサーカス団員のみなさんたち。
せめて「This is me」のちょっと前か、曲中でもいいから、虐げられて悲しかった過去の回想でもカットインさせておけば、さらに盛り上がるシーンになったんじゃないかなー
スウェーデンの歌姫がね「私は婚外子で日陰者として育ったのよ、あなたの気持ちわかるわ」なんてバーナムに伝えるシーンがありますが……。
パーティの最中に超サラッと耳打ちするだけなので、重みがゼロ。これも場面や演出を変えていたら、もっと歌姫の人生に踏み込んだ感じになったんじゃないの?
何かがもったいない。
酷評・低評価の理由:曲がいい、映像もいいのに、全体のメリハリが無い。
上にも書きましたが、曲がすごいいいんだよー!
すばらしいんだよー!泣けるんだよ!!
ずっと聞いていたいよ!!
「This is me」もアンとフィリップ君の「Rewhite Stars」も、いい。
歌姫が朗々と歌い上げる「Never Enough」も胸を打つ…
ドラマチックに美しくパワフル。それが
似たようなフルパワーのテンションで続いていくせいで、なんだか、一曲一曲の印象が薄まってしまうというおどろきの効果が…
「Come Alive」なんて、超アゲアゲよ!まだはじまったばっかりだけど、映画ここで終わっちゃいそうなテンションよ!
映画全体を料理に例えるとしたら
ステーキの次にビーフストロガノフ
北京ダックと特大イチゴパフェが出てきて、
シメにスペアリブ!!的な…
フルパワーこってりコースで…
箸休めをくれ…小鉢とかサラダ的なものをはさんでくれ…
映像についても、美術も衣装も細やかに作り込まれていて、高クオリティ。
しかし「同じメンバーで小屋で踊っているシーン」ばっかりだったなあ…というのが、見終わった時の印象でした。ストーリー上まあそうなんですけど、小屋内、劇場内、のシーンが多くて、やっぱりメリハリにかける。
子どものバレエ鑑賞シーンも3度もあると「そんなにバレエが大事!?」とムダに気になってきます。
サーカス団員たちも一度見たら忘れられないキャラたちのはずなのに、「キラキラ衣装で小屋内で元気いっぱい踊っている姿」ばかり見るので、一人一人の特徴を目で追うのが大変で、印象に残らないどころか・・・この人たち、空気?
「This is me これがわたしのありのまま」と歌うわりに、多様性、個性をしっかりと描ききれなかったのはやっぱりもったいないと思う。。。
グレイテスト・ショーマンは面白い?つまらない?
映画「グレイテスト・ショーマン」つまらないの?面白いの?と、聞かれると、うーん駄作とは呼ばない。映画チケット代の価値がないとは言えない。映画ではなくミュージカルクリップだと思えば、良作かもしれない。
ダンスの切り取り方や物語は雑だけど、音楽がすばらしいし、うっとりできるし元気をもらえる。私はそんな感想をもちました。
グレイテスト・ショーマンは動画配信サービス
\人気のドラマ・映画が月1,026円で見放題/