サボテン・ブラザーズを10年ぶりに観たよ。
野盗に襲撃される農民の村。 困窮した村の民が用心棒を雇い入れることを思いつき、 救いの手を求めて村を出る (ここまでは七人の侍みたいな話)
→ 英雄を演じている「芸人」を見て「本物の英雄」だと 勘違いした村人が、助けを求める
→「本物の戦い」にかり出されるなんて思ってもいない「芸人」、 仕事の話、うまい話だと勘違いして承諾
→村で戦いに巻き込まれる
こんなお話のコメディ映画がいくつかあって
たとえば
「ギャラクシー・クエスト」(名作・・・)
ディズニー&ピクサーの「バグズ・ライフ」
三谷幸喜の「マジックアワー」
役者たちが、撮影と勘違いしたまま本物の戦場へ…
ベン・スティラーの「トロピックサンダー」。
そして今回、ひさしぶりに思い出して観てみた 「サボテン・ブラザース」。 みうらじゅん絶賛、甲本ヒロト感動 三谷幸喜がオマージュを捧げたコメディです。
「ブラザーズ」じゃなくて「ブラザース」なんだそうです。へえ気づかなかった。
サボテン・ブラザーズ主演俳優とあらすじ
楽器が上手なチェビーチェイス
声も顔も動きも全部独特だよねスティーブ・マーティン
言うほど小さくなくね?マーティン・ショート
の三人組が、芸名「スリー・アミーゴス」で 活躍する映画スターの役で登場。
映画を見て、三人を本物の英雄と勘違いしてしまった メキシコの田舎のおねえちゃんが 「悪者をやっつけて!謝礼ははずみます」 という電報をよこし
すでに食えない役者になっていた三人組は
本気の救助依頼を、映画の出演オファーと勘違いしたまま出発するのである・・・
ねえ!スティーブ・マーティンいまもう73歳なんですって!!いやーん!
バカさ加減!
主演の3人組も、村人や悪者も、キャラクターがみんなチャーミングなので、銃撃とかありつつも、スリルとサスペンス要素なし。
終始ほんわか^^した気持ちで鑑賞できます。
この映画をひと言で表現すると、なんてバカなんだ。
最初から最後までバカ。頭痛が痛い。
小学生レベルの微笑ましいバカバカしさから、お腹の横がヒヒヒイってひきつれる感じのシュールなバカまで、多種多様のバカさを味わえ、そのテンポが絶妙です。そしてバカです。
シュールっていうの、ナンセンスっていうのですか、ブルースブラザースや、ウィルフェレルの「俺たち」シリーズの根底にながれるアレは。このサボテンブラザーズも、主演俳優たちがTV番組「サタデーナイトライブ」の人たち。この雰囲気はその流れだから、なのかしら。
き、木が…そして…
この映画の白眉、ベストシーン、それは間違いなく砂漠に生える「とある木の場面」でしょう。予想を超えた衝撃が唐突に訪れます。ヒヒヒイ。
映画「トロピックサンダー」におけるパンダ登場と同様の衝撃。
詳しくは見てね。見る価値あるよ…ヒヒヒイ…!!
マーティンショートが…
しばらくぶりに見て気になった点があってですね、マーティンショートが、やたらキラキラキラキラキラキラしています。目とか。何かがほとばしってる。あんた、何かやってるんじゃないの(とてつもない失言)という感じに…鼻息荒くランランしとる。なんでしょう。正義感あふれる役柄だから、そういう芝居?
サボテンブラザーズ予告編はこちら。
※愛を込めてマーティンショートの大好きな動画貼ります。
meeeeeeeeeeeeee
西部劇をベースに、メキシコ風味なホンワカ冒険譚、終始バカで笑えます。初見のときほど爆笑はなかったものの、今見てもやっぱり楽しい、おすすめしたい良作です。