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かおり(@kemcy15)です。
映画「ラ・ラ・ランド」、けっこう良かった!
現代を舞台にしていながら、古い時代のミュージカル作品へのオマージュがたっぷりと含まれていて、ミュージカル好きには、たまらん!な場面がいっぱい。
音楽とダンス、レトロでカラフルな映像を楽しめて、切ない思いにひたらせてくれる良作ラブストーリーでした。
ラ・ラ・ランド、地上波放送を見逃しちゃった!もう一度観たいという方も、安心してください。「ラ・ラ・ランド」は、見放題の動画配信サービスHuluで字幕・吹き替えどちらも観られます♪
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「ラ・ラ・ランド」には3つの意味がある
「La La Land/ラ・ラ・ランド」っていう言葉。耳にしたことありますか?
20年くらい前、アメリカ在住の友達が教えてくれたのを思い出しました。「お酒などなど摂取してラリっている状態の人物をさして、『あの子はいま、ラ・ラ・ランドに行っちゃっているのよ』っていう」と…^^;;
「La La Land/ララランド」は、以下の3つの意味で使われる英語のスラングとのことなんです。
・現実から乖離した恍惚状態
・夢のなかのおとぎの国
・ロサンゼルス(LA)
タイトルとして考えると、3つの意味全部を含んでいますね!舞台であるロサンゼルスを指しているし、やや現実離れした人生を目指す登場人物たちを、おとぎの国のような映像で描いている、それが映画ララランドだと思います。
「ラ・ラ・ランド」あらすじとキャスト
「ラ・ラ・ランド」は脚本・監督はデミアン・チャゼル、2016年アカデミー賞14ノミネート、6部門受賞のロマンチックコメディ・ミュージカル映画。
デミアン・チャゼル監督は映画「セッション」(アカデミー賞4部門受賞)を監督した、まだ30代前半の鬼才で、ジャズとミュージカルが大好き。
本作には、過去のだいぶ古いミュージカル作品へのオマージュがたっくさん、ちりばめられています。
あらすじ:
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。(公式サイトより)
この、よくありそうな筋書きのラブストーリーが輝くのは、主演のふたり、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがすてきだから!
「ラ・ラ・ランド」セバスチャン役ライアン・ゴズリングの魅力
この人ね、冷静に観ると、ごめん、そんなにものすごくイケメンってわけでもない。
顔面偏差値…ふつう。
そのフツーさがイイ!ということで世界中で人気。わかる!いい味だしてるもの^^
今作で演じるのは、夢を追うジャズピアニスト。
ジャズに心酔していて、こだわりが強い、アーティスト気質の男。偏屈で面倒くさくて、不器用。芯はピュアで、それなりに男気もある。好きなものへの愛はだれにも負けない。
そういう男を、完璧な美男が演じてはいけない。
しょっぱいイイ味を出せる、ちょうどいいライアン・ゴズリング(ブレードランナー2049で演じた、クールでかっこいい真逆のキャラもよかった)。
子役出身で、10代のころはブリトニー・スピアーズやジャスティン・ティンバーレイク、クリスティーナ・アギレラと一緒にディズニーチャンネルに出演していたライアン・ゴズリング。ダンスも歌も、もともとできるのですね、この人。
ピアノ演奏は、この撮影のために猛練習をして、全編ライアン自ら演奏しているとのこと。役者だましい!
ミア役 エマ・ストーンの魅力
この人もね、本当にごめん、キレイだけど、冷静に観ると目玉のインパクトが強すぎて、美しいやカワイイを「はみ出す寸前」の、奇妙な美しさ。でも、だからこそ絶妙。
誇張された二次元キャラのような容貌が、むしろ愛嬌を感じさせるし、女優志望のミアというキャラクターの「どことなく野暮ったい、芽が出ない、うまくいってない感」を絶妙に支えています。
歌声が、本当に可愛い〜〜〜♡ですね!
じつは子どもの頃からミュージカル女優志望だったというエマ・ストーン。ボブ・フォッシーのミュージカル「キャバレー」でサリー・ボウルズ役!アラン・カミングと共演もしているのです。
【ネタバレ】「ラ・ラ・ランド」はオシャレで切ないラブストーリー
登場人物の衣裳も小道具も背景も、おしゃれ!
物語の舞台は現代で、スマホやプリウスが登場しますが、セブの車はレトロな年代物。ミアや女友達のドレスは40〜50年代を思わせる、ヴィンテージスタイル。色や衣裳で人物の感情を表現することにこだわり、主演二人は各50着衣裳替えをしたそう。
風景もなんとなく書き割りに見えたり、実際に書き割りが登場したり、現代なのに異世界にいるような、おとぎ話風の画面。そこに主役二人の「二人だけの世界」が浮き上がります。
夢を追う二人が偶然出会って恋をして。若きジャズピアニストと女優志望のウエイトレス。うわあああ、なんてドリーミーでイマイチなふたり!むずがゆい!しょっぱい!
もしも舞台がロサンゼルスでなく東京だったら、ふたりはきっと中央線の高円寺〜吉祥寺の間で同棲しているはず…
「ジャズなんて、わたし興味ないわ〜」そんな彼女とデート中…
違う違う!そうじゃないんだ!こうなんだ!ジャズの魅力を超暑苦しく語り始めるジャズピアニスト。
いるわよね、こういう人。カセットテープ両面に、自分の愛する音楽をミッシリ入れて彼女に手渡すタイプの男ですね。
個人的に…過去に出会った、カセット両面ガレージパンク男子と、カセット両面自作エレクトロ男子を思い出し、相当しょっぱい気分です。たまには恋愛映画もいいものですね(吐血)
映画館のデートシーンがロマンチックでシュワシュワして、たいへん良かったのと、後半、ミアが新しいスタートをきるために、愛を確認しつつも、離れる決断をするふたりのシーンがとても好きです。
台詞では「想い続ける」と伝えるけれど、画面中に「これで俺たち終わりなのかな、やっぱりそうなのかな」が充満していて、じわじわと切ない。
【ネタバレ】「もしもあの時…」どうにも切ないラストシークエンスがやっぱり、いい
「これでおしまいなのかな」の予感のままに、離れたふたりの再開を描く、エンディングシーン。
もしもふたりが離れることなく、物語が続いていたら。お互いの成功をずっとハッピーに分かち合えていたら。やがて家庭を持って…
大人だったらだれでも思う、「あの別れがなかったら」「あの出会いが違っていたら」…
わかっていても、思い描かずにはいられない「もしもあの時」「ああじゃなかったら」の世界を、ミュージカル全開で、夢いっぱいに描きます。
おそらく永遠にも思える一瞬のなかで、あふれる感情を味わい切ったふたりが、現実へと引き戻された時。言葉もなく、思いすべてを込めた笑顔だけをかわして、別れるのでした…
って、名画っぽい終わり方!
春夏秋冬と描いて来たふたりの夢物語を終わらせる、最大の夢と感情の爆発と消失。このエンディングこそが「ラ・ラ・ランド」を良作たらしめていて、あれ、よく考えてみたら、あのオープニングはただのツカミだったのでは…と、思ってしまいます。
しみじみ切なくて、いい。
まとめ
個人的なことですが^^ミュージカル映画が大好き。そしてジャズも好きでダンスも好き!で、これまでずっと観ないようにして、避けていた…映画「ラ・ラ・ランド」。
なぜ避けていたかというと、イナカ住まいの子育て主婦としてはですね、踊りたくてもライブやパーティーになかなか行けないので、心躍る大好きなジャンルの映画を観ちゃったら、感激する一方で、やり場のないフラストレーションを抱えて苦しむことになるんじゃないかと!思っていたの(笑)動画配信でやっと観ました。
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